「ここは市街化調整区域の土地です。」
最初にそう聞いたとき、正直
「それって家を建てることができるの?」
「本当に大丈夫なのかな?」
とかなり不安になりました。
土地は広くて、価格も魅力的。
でもすぐに購入を決めていいのかわからず、たくさん調べて悩みました。
結論からいうと、わが家は市街化調整区域の土地を選んでよかったと思っています。
注意点も多々ありました。
建築許可がなかなか降りず、不安になることもありました。
それでも今は「この土地を選んでよかった」と感じています。
今回は実際に購入して感じたことや、購入前に確認したことについて書いていきます。
市街化調整区域とは?
市街化調整区域とは簡単に言うと、
「これ以上、人が住むために家やまちづくりを行わないエリア」のことです。
原則、自由に建物を建てることが難しく、許可が必要になってきます。
私たちが最初に感じた不安
土地は主人がインターネットに掲載されているものを見つけてきました。
当初は市街化調整区域というものを知らなかった私たち。
「ちゃんと家が建てられるの?」
「周りの環境は大丈夫なの?」
と最初は本当に不安しかありませんでした。
購入前に調べたこと
まずは工務店さんに相談し、本当に建築可能か確認しました。
次に周辺環境や住みやすさ。
現地に行ってどんな環境か実際に見に行きました。
車が必須になるので、車が通れる道幅はしっかりあるか。
ご近所さんの雰囲気、小中学校、ハザードマップも確認しました。
そして将来的にライフスタイルが変わったときのことも考え、売却のしやすさについても工務店さんに相談しました。
わが家が市街化調整区域の土地を選んだ5つの理由
①土地の広さ
土地の広さは約80坪あり、平屋を建てたかった私たちにはすごくいい広さでした。
②価格
80坪の広さの土地を購入しようと思えば、なかなかのお金が必要になってきます。
市街化調整区域ということもあり、比較的お手頃でした。
③環境
田舎暮らしをしてみたいと思っていた私たちにとって、緑が多く川や田んぼが近くにあり理想的な環境でした。
自然が多い環境ですが、スーパーや病院に車で行きやすく暮らしやすさもありました。
④平屋にあっていた
「平屋を建てたい」と考えていたので、ある程度の広さと整った形の土地が必要でした。
縦長の土地ではありましたが、延床35坪の平屋に駐車スペースや、パティオも確保できる広さがあり希望の条件にあっていました。
⑤小学校と中学校までの距離
家から比較的近いところに学校があり、徒歩10分以内にあることが一番の決め手となりました。
上下水道が通っていなかった話
購入後にわかった想定外のことですが、上下水道がきちんと整備されていませんでした。
田舎ならではなのかもしれませんが、管理状況が曖昧だったようで、確認や手続きに思った以上に時間がかかりました。
「土地を買って契約すればすぐに着工し、家づくりがはじまる!」と思っていたので、正直ショックでした。
市街化調整区域の土地では、インフラ関係で許可や確認などで止まることがよくあるようです。
こうしたインフラ面の確認はとても大切で、購入前にもっとしっかり確認しておけばよかったと思うポイントです。
購入して感じていること、今の気持ち
市役所から建築許可がなかなか降りなかったことや、上下水道の想定外など前に進まなくて「建売を買っておけばすぐに新居に住めたのにな」と思うことも多々ありました。
時間も手間もかかりましたが、今のところ後悔はありません。
平屋を建てて、自然の中で子ども達がのびのび暮らせる未来を想像すると、この土地を選んで良かったと思います。
今回の経験を通して、市街化調整区域の土地は、購入に向いている人と向いていない人がいると私なりに思いました。
市街化調整区域の土地に向いている人
広い土地を求めている人
価格的に厳しい広さでも、市街化調整区域なら手が届くことがあります。
平屋を建てたい人や庭、駐車場などをしっかり確保したい人には向いていると感じました。
田舎暮らしをしたい人
近くに自然を感じることができ、そういった環境で暮らしたい人には魅力的な土地だと思います。
わが家も「子どもをのびのびと育てたい」という思いがあり、身近に自然を感じられる環境に惹かれました。
市街化調整区域の土地に向いていない人
すぐに家を建てたい人
建築許可や上下水道、その他インフラ関係の確認に時間がかかることがあります。
「なるべく早く新居に住みたい」という人には、想像以上に待つ期間が長く感じるかもしれません。
手続きが面倒に感じる人
普通の土地と比べて確認することが多く、市役所や工務店とのやりとりも増えます。
手間なくスムーズに家づくりをすすめたい人には負担に感じるかもしれません。
市街化調整区域の土地の購入は不安なことがたくさんありましたが、しっかり調べて納得したうえで購入を決めることが大切だと感じました。
これから土地探しをする人の参考になれば嬉しいです。
